エンフェーズ・エナジー|家庭用太陽光をサポートする管理ソリューション

エンフェーズ・エナジー|家庭用太陽光をサポートする管理ソリューション
[ENPH/NASDAQ]Enphase Energy, Inc.
http://www.enphase.com
業種:半導体

目次

沿革・会社概要

エンフェーズ・エナジー【ENPH】はカリフォルニア州フリーモントに本社を置く、2006年設立のエネルギー管理ソリューションのプロバイダをおこなう企業です。米国および世界各国で太陽光発電産業向けのホームエネルギーソリューションの設計、開発、製造、販売をおこなっています。太陽光産業のためのエネルギー管理技術を提供。

太陽光発電、蓄電、管理を一つのインテリジェントプラットフォーム上で結びつける家庭用エネルギーソリューションの設計、開発、製造、販売を手掛けています。この太陽光発電業界向けマイクロインバータシステムのマイクロインバータシステムは、交流(AC)電力を交互に直流(DC)電力に変換します。Enphaseマイクロインバータ、特使ゲートウェイとクラウドベースのソフトウェアを啓発します。

セグメント情報

◎Single segment(単一事業)
売上(百万USD)
FY20  774
FY19  624
FY18  316
FY17  286
FY16  323

同社は、太陽光発電の販売代理店、大規模な設置業者、オリジナル機器メーカー、戦略的パートナー、住宅所有者にソリューションを販売しているほか、レガシー製品のアップグレードプログラムやオンラインストアを通じて、住宅所有者やドゥイットユアセルフ市場にも直接販売しています。さらに、Enphase Universityを通じて、太陽光発電および蓄電システムの設置者やEnphaseシステムの所有者向けに、オンラインおよび対面でのトレーニングのリソースを提供しています。製品とサービスのポートフォリオは、Enphase Microinverters、Enphase Envoy、Enphase Enlighten、Enphase Energy Services、Enphase Storage Systemとなっており、地理的には米国から収益の大半を得ています。

直近決算情報

《FY21Q3(7~9月)10月27日発表》
売上:3億5200万USD(約244億円) 前年同期比 96.9%
純利益:2200万USD(約25億円) 前年同期比 -44.6% 
ROE:31.2%
ROA:10.0%
PER:215.9倍
PBR:52.2倍
時価総額:33,947百万USD
(※PER、PBR、時価総額は11月15日株価より算出)

2021年第3四半期の収益は収益は、352百万ドルで前年同期比96.9%という記録的な結果となりました。マイクロインバータシステムに対する強い需要は第3四半期中にも続きました。しかし、Enphase Storage Systemの出荷は2021年の第2四半期と比較して約51%の増加となっており、負荷制御機能は第3四半期に大幅に採用されました。住宅所有者はこの機能により、電力の停止中に不要な負荷を取り除いてバックアップ期間を延長することで、エネルギー消費を節約することができます。また、試運転時間を短縮するために、いくつかのソフトウェアとハ​​ードウェアの更新を行いました。製品の革新は、同社の成長戦略の要となっています。

一方で、純利益は22百万ドルで前年同期比-44.6%でした。これは主に、研究開発およびマーケティングプログラムへの追加投資と雇用の増加によるものです。2021年の第4四半期の収益は、3億9000万ドル~4億1000万ドルの見通しとしています。これには、90~100メガワット時のEnphase Storage Systemムの出荷が含まれます。

今後の展望

同社は、住宅用などの小規模な太陽光発電に使われる超小型のパワーコンディショナーである、マイクロインバーターの世界トップメーカーです。これに蓄電システムを組み合わせて提供しています。
マイクロインバーターは、最近10年間に米国で普及してきました。同社の売上高も米国内(特にカリフォルニア州)が8割以上を占めており、19年に前年比で倍増した以降、20年も高い伸びが続いています。20年の出荷台数は683万台で売上高は7億7400万ドルに達し、21年も上期(1~6月)は前年同期の約1.9倍にのぼる勢いとなっています。

マイクロインバーターのシステムは設置やメンテナンスのコスト高が難点であるものの、販売数量の増大は今後のコスト引き下げにつながると考えられます。従来の大規模な太陽光発電では、複数の太陽光パネルで発電した電気エネルギーを1カ所に集め、パワーコンディショナーによって直流電流を交流電流に変換します。これに対してマイクロインバーターは、太陽光パネル1枚ごとにパネルの裏側に設置され、直流から交流へ変換してモニタリングとコントロールします。設備はパネル1枚から4枚程度と小規模であり、発電電力は自家消費が中心です。従来のやり方に比べると、発電ロスの抑制、設計や施工の簡略化、パネルの個別の稼働状態をモニタリングしやすいなどの点で優れており、今後の普及に期待されています。

まとめ:太陽光発電が今後さらに注目される可能性が高い

この記事では、カリフォルニア州フリーモントに拠点を置くエネルギープロバイダー企業、エンフェーズ・エナジー【ENPH】について詳しく解説しました。

またエンフェーズ・エナジーは太陽光発電に使われるマイクロインバーターのトップメーカーでもあります。

今後太陽光発電が再生可能エネルギーとしてさらに注目されていくと、同社もさらなる成長を遂げることが期待できます。

SBI証券なら業界最安水準の手数料!最低0ドル!

《参考》
https://strainer.jp/companies/7634
https://jp.reuters.com/companies/ENPH.O
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20211019/se1/00m/020/005000c
https://investor.enphase.com/news-releases/news-release-details/enphase-energy-reports-financial-results-third-quarter-2021

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

米国株ナビでは、米国株の最新トレンドやおすすめ証券会社に関する情報を毎日発信しています。
https://twitter.com/home

コメント

コメントする

目次