コロナ後へ航空業界が動き始める、最も期待できる航空銘柄4選

米国航空企業の回復兆し

米国では国民のワクチン接種が進んできたことで、航空業界に明るい兆しが見えてきました。2021年の最新決算ではアメリカン航空、サウスウエスト航空、デルタ航空などの大手航空会社は揃って黒字化の達成を果たしています。

米国ではバイデン大統領は11月8日から外国人に対する入国制限の緩和を始めると発表しました。これにより発表の翌日からアメリカーイギリス路線が66%増、アメリカーブラジル路線が74%増と一挙に予約が増加しました。今後はさらに法人需要の回復が見込めるでしょう。

またそれぞれの航空会社の新型コロナ感染対策を徹底して行ってきたことが奏功し始めてきたことや、研究者の新しい発表では機内での感染率が低いことが証明されたことで、利用者の安心度も高まってきているようです。

(参照;Made for mind)

<アメリカン航空>

最終利益;1億6900万ドル黒字(前年同期比23億9900万ドル赤字)

売上;89億6900万ドル(前年同期比2.8倍)

EPS(一株当たり利益);25セント

旅客数が前年同期比の5倍の4400万人とコロナ以前へと回復に向かいつつあります。今回の黒字達成は6四半期ぶりの黒字決算となりました。アメリカン航空はアラスカ航空とパートナーシップを結び、国内100以上都市への直行便の利便性を充実させています。さらに他社パートナーシップを強化していくことや、ワンワールドアライアンスへ加盟など連携姿勢も積極的に行うことで、今後急速に回復へと向かう意向を示しています。

<デルタ航空>

最終利益;12億1200万ドル黒字(前年同期比53億7900万ドル赤字)

売上高:91億5400万ドル(前年同期比3倍)

EPS(一株当たり利益);1.89ドル

第2四半期から連続の黒字化に成功しています。2019年の新型コロナ影響以前の水準までには至らなかったものの、10月−12月期の決算予想では、2019年度売上の75%の回復を予想していま7す。

<サウスウエスト航空>

最終利益;7億3300万ドル黒字

売上高;46億7900万ドル

EPS;0.75ドル

サウスウエストはアメリカ航空業界でも最も健全な経営がされていると言われており、S&P(格付け企業)から最も評価の高い「投資適格」企業だと示されています。

前年同期比総売上は300%増とかなり大幅に回復が見られましたが、それでもコロナ以前の2019年と比較すると32%低く、全回復には至りません。

今期決算では新型デルタ株の影響や10月のアメリカフロリダ州の悪天候が大きく影響しています。悪天候から復旧までの合計6日間の運行停止で約2000便がキャンセルされており、原因はスタッフ不足の復旧作業対応への遅れによるもので、総額約7500万ドルの欠損額となっています。

<アラスカ航空>

最終利益;2億5800万ドル黒字

売上;19億5300万ドル

EPS;1.55ドル

アラスカ航空は国内線が主に収益となっています。2020年のコロナ禍の影響を大きく受けた最終決算では2億1400万ドルの赤字が出ていました。2021年の第2四半期では早くも黒字回復を見せていました。同社は海外路線がカナダ、コスタリカの一部となるため、コロナ後の回復が国際線メインの航空企業よりも有利であると考えられます。

新型コロナが完全に終息し始める2022年には便数を増やし顧客の増加を狙う予定です。またデルタ株や新型などの懸念がありますので、注目しながら投資タイミングをみる必要があるでしょう。

燃料高騰への懸念

米国大手航空会社の黒字化が進む中、10月−12月期に向けて燃料高騰の懸念があります。今後急激に高まるインフレ懸念ですが、航空業界への影響は大きく、再び赤字化へ転落となる可能性もあると考えられています。燃料1ガロンあたりの価格が7月ー9月期に比べて1から2割高となり、航空業への利益の圧迫が予想されています。燃料費の航空券への反映には時間がかかるため、それをカバーするだけの収益を得られるのかどうかがポイントになるでしょう。

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