アメリカ初のビットコイン先物ETFが上場、投資する際の注意点は?

アメリカ現地時間の2021年10月19日火曜日、アメリカ初のビットコイン先物ETF「プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF」(NYSE: BITO)がニューヨーク証券取引所へ上場、市場関係者の注目を集めました。ETF(上場投資信託)としては10億ドルを超える史上二番目に大きな初日の取引となったプロシェアーズETFですが、投資する際の注意点は何でしょうか。

ビットコイン現物ではなく、先物に投資

第一の注意点は、プロシェアーズETFはビットコイン現物ではなく、ビットコインの先物に投資している点です。先物取引では期限が近付いた先物を売り、期限が遠い先物を買う「ロールオーバー」を繰り返すため、その取引コストが大きくなるのです。実際のところ、プロシェアーズETFの経費率は0.95%で、1万ドル投資した際のコストは年間95ドル、1日あたり26セントになります。なお、アメリカのETFの平均経費率は0.41%(2020年度、モーニングスター調べ)です。

よって、ビットコインを長期間保有する「バイアンドホールド投資家」にとっては、プロシェアーズETFに投資するよりも、ビットコインに直接投資した方がコスト的に有利になります。

ビットコイン現物の価格と必ずしも一致しない

第二の注意点は、プロシェアーズETFの価格は、ビットコイン現物の価格と必ずしも一致しない点です。例えば、アメリカを代表する先物ETFのひとつである「USオイルファンドETF」は、過去十年間に渡って原油価格の上昇分の70%程度しかトラック出来てこなかったとされています。ある専門家は、ビットコイン先物ETFについても、同様のアンダーパフォーマンスを見せる可能性があると指摘しています。

実際に、ビットコインの価格をインデックス化しているソラクティブによると、ビットコインの先物価格は、ビットコインの120%の値上がりに対して、13パーセンテージポイント分アンダーパフォームしたとしています。

ビットコイン先物ETFは続々と上場へ

いずれにせよ、ビットコイン先物ETFが投資家の人気を集めているのは間違いありません。プロシェアーズETFの上場に続き、ファンエック・ビットコイン・ストラテジーETF、ヴァルキリー・ビットコイン・ストラテジーETFのふたつのビットコイン先物ETFが相次いで上場しています。また、インベスコもビットコイン先物ETFの上場を計画しており、年内に少なくとも6銘柄程度のビットコイン先物ETFが上場すると見られています。

さらに、仮想通貨運営会社のグレースケール・インベストメンツが、運用中の投資信託「グレースケール・ビットコイン・トラスト」をETFに転換するという情報も流れています。仮にETFへの転換が承認されれば、アメリカ初の「ビットコイン現物ETF」となります。「ビットコイン現物ETF」に対する投資家のニーズは大きいと見られ、こちらも投資家の関心を集めています。

米国株ナビでは無料会員レポートを公開中です
下記からご覧ください

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

【DMM 株】口座開設
LINE証券

最近のコメント

    【DMM 株】口座開設
    LINE証券
    ページ上部へ戻る