Zoom[ZM] 第2四半期決算発表後の株価落

会社概要

Zoomビデオコミュニケーションはソフトウエア開発事業です。主にマルチデバイス利用のwebミーティングツールを提供をしており、安定した回線で個人や学校、そして多くの企業で利用されています。

ウェブ会議マーケット市場のZoomが占める割合は73.79%と大きく、2位のGo To Webner8.53%、3位のCisco Webexの7.34%から大きく差をつけています。新型コロナ影響での外出禁止からリモートワークや学校などで利用されることが多くなり、過去3年の決算結果は非常に良好でした。

(参照:DatanyzeThe Motly Fool)

第2四半期決算発表

8月31日の決算発表後、株価が23.4%急落の289.5ドルまで暴落しました。今回の決算結果は予想をわずかに上回り、前年同期で54%増で収益が10億2100万ドルとなり、初の10億ドル達成を果たしました。純利益は70%増の3億1700万ドルという結果で、一見順調に売上げを伸ばしているようにも思えました。しかし決算結果に対して株価は急な落ち込みをみせたのはなぜでしょうか。

(参照:Zoom)

決算後の株暴落

前年同期比で見ると収益は54%増となりましたが、前期比で見て行くと成長率の鈍化が一目瞭然です。過去1年の収益成長率の収益成長率は、昨年第3四半期決算が117%、第4四半期決算113%、今年第1四半期決算108.41%、第2四半期決算06.78%と収益成長率は鈍化傾向にあります。過去3年間の収益を1年間ごとの成長率を比較しても2019年96%、2020年355%、2021年54%となり、昨年の成長率はコロナ禍の追い風の影響で急成長があったとしても、今年は非常に大きく鈍化していることがわかります。

顧客数の前年同期比は36%増の50万4900社、前回決算では前年同期比の131%増の2278社です。前期比比較では、今年第1四半期では87%顧客増、第2四半期では36%とやはり増加幅が少なくなっています。顧客数でみると契約企業は増えて来ているものの、成長鈍化かこちらでも見て取れます。

新型コロナが収束を迎え、経済が回復に向かうころには経営の通常化を予想し、ビジネスの減速を予測していたものの、2022年あたりの減速予想が1年早い段階での減速という結果になりました。また第3四半期ガイダンスではEPS予想が1.09ドルから1.07ドル〜1.08ドルへと修正し、減収見通しを発表したため投資家への不安をあおる結果となりました。

Zoom ハッピーアワーの需要減少

ワクチン接種の拡大により、外出禁止もゆるくなるにつれて、Zoom の「ハッピーアワー」の利用も減少してきています。ヨーロッパでは既にワクチン接種率が70%を超え、経済回復のために通常の生活に戻しています。他国でも集団免疫が確立すれば、通常生活に戻すことが予想されます。友人とのキャッチアップや飲み会などの目的で利用していた個人顧客や中小企業を中心に解約や他企業に乗り換えなど、需要の減少がみられます。

(参照:日本経済新

今後の見通し

現地点では新型コロナウイルスで感染の再拡大により、外出自粛でリモートワークやオンラインスクールをおこなっている国が多くあります。世界20カ国で9万校が利用、そしてリモートワークでのミーティングの1日の利用が2億人を超えることもあります。ウェブ会議の需要は今後も続くと予想されており、アマゾンやグーグルなどの競合相手もサービスを開始しています。同社の成長率も高く期待の出来る要素を持ち合わせていましたが、今期決算結果での成長率の鈍化がすでに始まっていることや期待していたFive9との合併で強化を狙ったが思うように拡大しなかったこと、そしてZoom IPフォンの登録200万件達したものの、期待ほどではなくZoom全体をカバーするほどに至らなかったため不安要素が残ります。今回の決算予想改訂から投資家の落胆をまねき、長期保有期待のZoom株を売りに出す投資家もいるようです。

(参照:business network.jp)

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