コロナ後の米国インフレ最大値。消費者物価指数(CPI)に注意

消費者物価指数 CPI

米国株の投資判断をする際は、米国の物価上昇についても考えなければなりません。消費者物価指数は物価の上昇や下降を示す重要な指標のひとつで、今後の米国経済を占う貴重な情報となります。今回は、消費者物価指数の考え方や直近の米国における物価上昇について見ていきましょう。

目次

消費者物価指数CPIとは

消費者物価指数(Consumer price index)とはアメリカにおける物価の上昇や下降を示す経済指標のことを指します。色々なもの例えば衣類、食品、車など200項目以上の分野での値段の動きを調査して指数化し、アメリカの生活水準をあらわす目安となります。毎月中旬にアメリカ厚労省が発表され、インフレ率やそれの原因などを知る上で非常に重要な指標として用いられています。また、経済の方向性を見極める上で非常に有益な情報になりますので、現在コロナ後の経済の動きは市場関係者からも特に注目されています。

6月のインフレ率大幅アップ

6月の米国消費者物価指数が昨年のそれより5.4%アップしたことが発表されました。先月5月の4.2%物価指数の高水準を上回り、およそ13年ぶりの高水準の記録となりました。そのうちコア消費者物価指数(変動が大きい食品やエネルギー等を省いたもの)が昨年の4.5%アップしているということです。これは予想よりも2倍近く上回った数値で、中でも車価格が45.2%と大きく拡大しています。次いでガソリン価格45.1%、サービス部門3.1%上昇となっています。

金融政策報告書7月9日発表

インフレ率大幅アップについて連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策報告書によれば、コロナ後の景気回復過程により一時的ボトルネック状態であること、つまり米国政策で支援金による需要が急激に高まり、生産過程での雇用や制約などで供給がスムーズに行なわれていない状態であるとし、今後バランスが取れてくれば、インフレ率は下がるであろうと予想しています。

ただし、いつ頃回復に向かうかについては触れておらず、供給の回復は国内だけではなくグローバル的サプライチェーンが関連してくると考えるとボトルネックの解消はどの程度期間が必要になるのか非常に不確実です。またバンクオブアメリカの総責任者であるミッシェルマイヤーは6月の大幅なインフレ率上昇とはなったが、これはほんの一部の品目による上昇であり、一時的なものであると見解を示しています。

世界中で支援金が配布されているため、経済回復とともにインフレ率が上がることは予想されていたものの、数値が大きく連続上昇を続けていることや5月のインフレショックで一旦株価が急落し、ナスダックやS&P500はまだまだ回復に鈍い状態であることを考えると、しばらくは今後のCPIや政策に注目していく必要があるでしょう。

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まとめ:今後も消費者物価指数(CPI)には注目しておこう

インフレ率は下がるとの見込みがありますが、いつ頃になるのかは不透明です。

したがって、回復に時間がかかることも予測されます。

つまり短期的には大きく価格が動く可能性もあり、行動次第では損することもありえます。

だからこそ常に情報収拾を続け、CPIにも注目しておくことが必要です。

とはいえ常に情報を追って投資するのは大変です。

少しでも負担を減らして投資するならヘッジファンドで資産運用するのもよいでしょう。

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