米国最強の小売会社「ウォルマート」を改めてチェックしよう

ウォルマート
[WMT/NYSE]Okta,Inc.
https://stock.walmart.com
業種:小売(景気非連動)

ウォルマートの沿革・会社概要

ウォルマート【WMT】は米国アーカンソー州ベントンビルに本社を置く、売上高で米国最大の小売会社です。店舗ではさまざまな雑貨や食料品を販売し、54種類のバナーで11,400以上の店舗を運営しています。1983年には会員制スーパーマーケット「Sam’s Club」を開店。米国内の売上高は、食料品が約56%、雑貨が32%、健康・ウエルネス用品が10%で構成されています。ほかに、自社で運営するeコマースサイトをはじめ、Flipkartやshoes.comなど複数のeコマースサイトを展開。eコマースサイトの売上高は、総計で2021年度全社売上高の約12%を占めています。

国内市場が2021年度全社売上高の78%を占め、海外では1991年に海外展開を開始したメキシコ・中米が同6%とカナダ(同4%)が主要市場となっています。

ウォルマートのセグメント情報

◎Walmart U.S.事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)
FY21  369,963   17,745
FY20  341,004   17,869
FY19  331,666   17,386
FY18  318,477   17,380
FY17  307,833   19,116

米国の50州すべてで事業を展開する、Walmart最大のセグメントです。「Walmart」および「Walmart Neighborhood Market」ブランド、ならびにwalmart.comおよびその他のeコマースブランドなどを抱え、消費者向け製品の量販店を運営しています。

◎Walmart International事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)
FY21  121,360    5,758
FY20  120,130    5,352
FY19  120,824    4,883
FY18  118,068    3,370
FY17  116,119    3,660

アルゼンチン、カナダ、チリ、中国、インド、日本、英国にある同社の完全所有子会社と、アフリカ、中米、インド、メキシコにある過半数所有子会社を通じて米国以外の26カ国で事業を展開しています。小売、卸売、その他の3つの主要なカテゴリーに分けられた、スーパーセンター、スーパーマーケット、ハイパーマーケット、Sam’s Clubを含む倉庫クラブ、キャッシュ&キャリー、eコマースなどのさまざまなフォーマットで構成されています。

◎Sam’s Club事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)
FY21   63,910    1,671
FY20   58,792      982
FY19   57,839    1,520
FY18   59,216    1,642
FY17   57,365    1,906

Eコマース「samsclub.com」も提供する会員制倉庫型クラブとして、会員権収入が営業利益の重要な構成要素となっている事業です。会員制倉庫はアメリカの44州とプエルトリコに出店しています。他のセグメントに比べて、売上高に占める粗利益率と営業費用の割合が低くなっているという特徴があります。

◎Membership and other income事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)
FY21    3,918       -
FY20    4,038       -
FY19    4,076       -
FY18    4,582       -
FY17    4,556       -

2020年9月から開始した有料のメンバーシッププログラム「ウォルマート・プラス」の会費をはじめとした、会員およびその他の収入です。「ウォルマート・サービス」は、即日宅配サービスを提供している2700店を含む4700店以上のウォルマートやスーパーセンターなどで利用可能。登録料年間98ドル(月額12.95ドル)で会員となり、スーパーセンターにある食品や日用品、オモチャ、家電品など16万アイテム以上の商品を無料で当日宅配を受けられます。ほかに、ガソリン割引も受けられます。

◎Corporate and support事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)

FY21       -   -2,410
FY20       -   -3,766
FY19       -   -1,832
FY18       -   -1,824
FY17       -   -2,134

本社の運営費用などを含むコーポレート&サポート事業です。

直近決算情報

《FY21Q1(2~4月)5月19日発表》
売上:1383億1000万USD(約15兆円) 前年同期比2.7%増
純利益:27億3000万USD(約2981億円) 前年同期比-31.6%増 
ROE:17.4%
ROA:5.5%
PER:32.8倍
PBR:5.1倍
時価総額:399,092百万USD
(※PER、PBR、時価総額は6月7日株価より算出)

2021年第1四半期の決算は、通期の利益見通しを引き上げました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費者が消耗品の買いだめに走った前年同期との比較は困難ながら、力強い決算内容となっています。同期の店舗の米既存店売上高(燃料を除く)は、前年同期比6%増。ブルームバーグがまとめた予測では2%増だったため、大きく上回りました。また、オンライン販売部門は米国での売上高が37%増となり、アナリスト予想平均の24%増を上回っています。店舗への客足回復に伴い、オンライン販売減速が予想されていたものの、オンライン販売の速さや手軽さが米国の消費者に好評であったことが示されました。

ウォルマートの今後の展望

2014年から本格的に稼働を始めたスマートフォンの公式アプリは、2018年に別サービスで展開していたキャッシュレス決済アプリのWalmart Payを1つにまとめました。このアプリは2019年には、ほとんどのアメリカ国民が持っているショッピングアプリになっています。同アプリは会員機能のほかに、EC購買やピックアップ予約、現金の送金や処方箋機能まで備えています。Amazonのような「デジタル」の強みを取り入れつつ、同社の「リアル」の強みをさらに強化したサービスへと進化しました。

また、リアル店舗・ECの双方で多くの購買行動データを収集し、ウォルマート閉域網と呼ばれる広告ネットワークを構築することで、広告事業にも力を入れ始めています。同社のリアル店舗には利用者が多く、さらにECサイトにもアクセスが多いトラフィックに対して配信する広告ビジネスに注目が集まっています。

《参考》
https://strainer.jp/companies/6568
https://www.businessinsider.jp/post-235017
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-18/QTAVH6T0G1KW01
https://webtan.impress.co.jp/e/2021/05/13/39989
https://news.shoninsha.co.jp/world/158886

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