一般消費セレクトセクター(XLY)ETFについて
アメリカでも大手3台ブランドSPDRが運営するETFで、運用資産残高は約1.8兆円規模となっています。アメリカ全体のETFの運営する企業の中でも上位に位置しており1300企業の中の60位となっていますので、規模としては全く心配する必要のない商品です。経費率は0.12%となっていますので、年間100万円運用した場合は1200円の経費がかかってきます。
このETFの特徴は、一般消費セレクト・セクター指数に経費控除前ベースで連動することを目指すETFです。指数とはS&P500の一般消費セレクト・セクターの業績を計測する指標であり、具体的に小売り、ホテル、レストラン、レジャー、車両販売、家庭用耐久財への分散投資を行います。そして最後に最も特徴的だと言えるのが、このETFは伝統的指数への投資とは違い、目的を持ち戦略的な投資に活用できるということです。要するに、S&P500そのものに連動するETFへの長期投資というより、比較的短期的な目的により利益をねらう投資に向いているということです。
構成銘柄
全体で61銘柄で構成されています。上位からアマゾンが23.14%,テスラ12.58%、ホームデポ9%、マクドナルド4.6%、ナイキ4.22%となっています。以下の銘柄はそれぞれ4%以下のシェアとなっています。上位にアマゾン、テスラ、ホームデポの3銘柄でほぼ50%を占めています。最近ではテスラの暴落の影響を受けているように、将来的に上位3銘柄が信頼していけるのか判断する必要があります。
(参照:State street SPDR)
XLYの業種別構成比率
一番大きく割合が占めているのがインターネット販売、通信販売で24.75%で、次い
で専門小売り業種で21.13%、ホテル・レストラン・レジャーが19.89%、自動車16.08%、繊維・アパレル・贅沢品5.99%、複合小売り4.92%、家庭用耐久財4.17%、自動車部品1.4%、卸売り1.34%、レジャー用品0.32%となっています。
XLYの業績
過去5年間のパフォーマンスのトータルリターンは3年で19.24%、5年18.43%となっています。S&P500連動の代表的ETFのVOO(バンガード・S&P500ETF)のトータルリターンは3年トータルリターンが18.01%、5年17.17%となっていますので、比較してみるとわずかにVOOをアウトパフォーマンスしています。現在は米国の経済政策において経済が保たれていますが、今後ワクチン接種後の米国における一般消費セクターの動きがどうなるのか注目していく必要があるでしょう。
まとめ:一般消費セクターに投資するならXLYがおすすめ
一般消費セレクト・セクターSPDRファンド(XLY)では短期的な利益が狙える可能性もありますが、まずは相場の動向をしっかりチェックすることが重要です。米国における一般消費が今後どのように変化するのか、消費者物価指数などにも注目しておくとよいでしょう。
ただ、自分でマーケットの動向を予測するのは難しいと感じる場合は、プロに任せるという方法もあり、当サイトでは少額からでも投資可能な「GOファンド」をおすすめしています。
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(参照:Bloomberg,STATE STREET SPDR)
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