サウスウェスト航空の業績が回復基調に

航空会社

2020年は、世界中の航空会社が新型コロナウィルスのパンデミックに直撃された一年になりました。IATA(国際航空運送協会)がまとめたところによると、2019年に8380億ドル(約92兆1800億円)規模だった全世界の航空市場は、2020年には3280億ドル(約36兆800億円)にまで縮小し、多くの航空会社を経営破綻に追い込みました。

一方、新型コロナウィルスのワクチン接種が進むアメリカで、航空会社の業績が回復基調を示し始めています。本記事では、中でも業績が急回復している米サウスウエスト航空の現状をお伝えします。

サウスウエスト航空の2021年度第一四半期決算

サウスウエスト航空(Southwest Airlines, NYSE:LUV)が発表した2021年度第一四半期(2021年1月~3月)決算によると、同期間中の売上高は20億5200万ドル(約2257億2000万円)で、営業収支1億9900万ドル(約218億9000万円)の黒字、経常収支1億4600万ドル(約160億6000万円)の黒字でした。米国政府による財政支援の影響もあったものの、巨額の赤字を計上し続けた悪夢の2020年から見事回復したことを示す結果となりました。

2021年4月から搭乗率が急回復

アメリカで新型コロナウィルスのワクチン接種が進んでいることもあり、特にアメリカ国民へのワクチン接種率が50%に達した今年2021年4月から搭乗率が急回復しています。決算発表においてサウスウエスト航空の担当者は、「今年3月から4月にかけて搭乗率が回復し始めています。特に4月に入ってからの搭乗率の回復率が大きいです。夏の旅行シーズンを迎える頃までには、2019年6月頃のパンデミック前の数字に戻す可能性もあります」という楽観的な見通しを示しています。

キャッシュバーンも大きく低下

また、サウスウエスト航空のキャッシュバーン(キャッシュ喪失)も大きく低下しています。最悪期には1日に1300万ドル(約14億3000万円)のキャッシュを失っていましたが、現時点で一日当たり200万ドル(約2億2000万円)から400万ドル(約4億4000万円)のレンジにまで低下しています。サウスウエスト航空は、早ければ今年2021年6月にはキャッシュバーンから完全に回復し、ブレークイーブンを達成できるとしています。

「リア充銘柄」としても注目

パイロット、フライトアテンダント、整備士、地上スタッフなどのすべての社員を大切にする社風で知られるサウスウエスト航空ですが、実は今年で創設50周年を迎えます。その記念すべき年を、サウスウエスト航空は、ポストコロナの時代の幕開けと共に、全社員一丸となって迎える事が出来そうです。

なお、航空会社の株は、コロナ収束を待ち望む多くの消費者との相性がいい、俗にいう「リア充銘柄」の一つとされています。実際のところ、コロナ収束の機運が高まるにつれ、サウスウエスト航空の株価はじわじわと値上がりしています。「リア充銘柄」としてのサウスウエスト航空株にも注目です。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

【DMM 株】口座開設
LINE証券

最近のコメント

    【DMM 株】口座開設
    LINE証券
    ページ上部へ戻る