高画質動画配信プラットフォームを提供するVimeoという会社

vimeo

アメリカ現地時間の2021年5月24日月曜日、Vimeo(ヴィメオ)という会社が親会社IACからスピンオフし、NASDAQへのIPOを果たしました。動画配信の世界では知名度が高いVimeoですが、日本ではあまり知られていません。Vimeoとは、一体どのような会社なのでしょうか。本記事では、Vimeoという会社をご紹介し、YouTubeとの違いなどもご説明します。

Vimeoという会社

Vimeo(ヴィメオ)は、2004年11月にザック・クラインとジェイク・ロドウィックが設立した動画配信プラットフォーム企業です。Vimeoの事業目的はシンプルです。高画質動画を複数のデバイスで視聴できるプラットフォームを提供することです。YouTubeの設立が2005年2月ですので、動画配信プラットフォーム企業としてはYouTubeの3カ月先輩となります。

GoogleがYouTubeを買収した数か月後にVimeoは投資会社IACに買収され、NASDAQへIPOするまで同社の子会社として運営されています。なお、Vimeoとは、Video(ビデオ)とMe(私)とを組み合わせた造語です。

YouTubeとの違い

そんなVimeoですが、YouTubeとの違いは何でしょうか。まずは動画の品質です。YouTubeが、スマートフォンなどから簡単に動画をアップロードできる機能を提供し、誰でも簡単に動画を配信できるようにしている一方、Vimeoはあくまでも高画質の動画配信にこだわっています。Vimeoのユーザーにはプロの動画クリエーターが多く、Vimeoには高画質動画が自然に集まる傾向にあります。さらに、動画編集機能なども豊富に用意され、動画クリエーターの作品品質向上をアシストしています。

また、YouTubeと違い、Vimeoには広告が一切表示されません。YouTubeが動画のあちらこちらで広告を表示し、広告主から収益を得ている一方、Vimeoはユーザーに課金して収益を得るサブスクリプションモデルを採用しています。Vimeoには広告が表示されないため、純粋に高画質動画の配信だけを希望する人は、YouTubeではなくVimeoを選ぶことになります。

さらに、Vimeoには広告クリエーターが自分の動画を視聴者に販売する機能も用意されています。YouTubeで動画を配信しているクリエーターは、基本的には動画の視聴数に応じてYouTubeから分配金を受取ります。一方、Vimeoで動画を配信しているクリエーターは、視聴者から直接フィーを受け取ります。それゆえ、プロの映像クリエーターの多くが、YouTubeではなくVimeoを選ぶとされています。

気になるVimeoの業績は?

そんなVimeoですが、同社のウェブサイトによると、Vimeoには現在全世界190カ国で2億人のユーザーが存在し、うち160万人のユーザーが有料会員となっています。また、Vimeoが発表した2021年度第一四半期決算によると、同期間中の売上高は8940万ドル(約98億3400万円)で、前年同期比で57%の増加となっています。また、同期間中の経常収支は330万ドル(約3億6300万円)の黒字で、前年同期の2030万ドル(約21億3150万円)の赤字から黒字転換しています。

なお、NASDAQでのVimeoの初日は、IPO価格の52.08ドルから45.39ドルへと12.8%下落して取引を終えています。それでも、取引終了時点でのVimeoの時価総額は85億ドル(9350億円)に達しています。いずれにせよ、世界中の多くの動画クリエーターの支持を集め、今後も様々な進化が期待されるVimeoに注目です。

(参照サイト)
https://investmentu.com/vimeo-stock-ipo/
https://variety.com/2021/digital/news/vimeo-stock-drops-iac-spinoff-1234981319/

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