ウォーレン・バフェットが投資しているダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズとは?

ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズをご存知ですか?ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイは、直近で同社の発行済み株式の33%を保有する筆頭株主です。ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズとはどんな会社なのか、オバマの賢人ウォーレン・バフェットはなぜ同社に投資しているのか、同社の直近の業績と併せてお伝えします。

ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズという会社

ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズ(DaVita Healthcare Partners Inc, NYSE:DVA)は、米コロラド州デンバーに拠点を置く人工透析サービスの提供会社です。設立は1979年で、42年の歴史を持つ人口透析サービス会社としては老舗の会社です。なお、ダヴィータ(DaVita)とは、イタリア語のDare Vita(命を与える)を語源に作られた造語だそうです。

同社は、全米各地で2816の人工透析センターを運営し、昨年2020年一年間で20万4,200人の末期腎不全患者に人工透析サービスを提供しています。元々大手病院グループのテネット・ヘルスケアのグループ企業として設立され、グループの成長と共に事業を拡大してきました。バークシャー・ハサウェイは、2011年より同社への投資を開始し、今日までに同社の筆頭株主になっています。

公的医療機関からの安定収入

ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズの事業の最大の特徴ですが、同社は公的医療機関から多くの安定収入を得ていることです。アメリカでは日本の健康保険制度のような国民皆保険制度が存在しません。健康保険は民間医療保険が主体で、一般のサラリーマンなどは勤務先が契約している民間医療保険に加入します。個人事業主などは、それぞれ個別に民間医療保険に加入します。

一方、医療費が総じて高いアメリカでは、民間医療保険に加入できない低所得者のための公的医療保険のメディケイド(MediCaid)と、65歳以上の高齢者が加入する公的医療保険のメディケア(MediCare)が存在します。ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズは、このメディケアから多くの収入を得ているのです。実に、同社の売上の68%はメディケアからもたらされているのです。

年間46万8000人が人工透析サービスを利用

米国国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所によると、現在のアメリカには66万1000人の腎疾患患者が存在し、うち46万8000人が人工透析サービスを受けています。アメリカの腎疾患患者は1980年代から急速に増加し、2006年にピークを迎えた後は、ほぼ横ばいで年々推移しています。アメリカでは、人工透析サービスが必要な腎疾患患者の数は今後も一定数が見込まれており、ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズの今後の収入の安定性を裏付けています。

株価は一年で65%上昇

安定した収入を背景に、コロナ禍にも関わらず、ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズの株価はこの一年で65%上昇しています。昨年2020年1月には75ドル代で取引されていた同社株は、2021年1月8日には123.89ドルにまで値上がりしています。新型コロナウィルスの感染者と患者の急増により、アメリカのほぼすべての人口透析センターが利用制限などの悪影響を受けたとされていますが、同社の売上は、わずか1%程度ですが、増加しています。

ウォーレン・バフェットは、「シンプルでわかりやすいビジネス」を行う会社を好むとされていますが、ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズという会社は、まさに典型的なバフェット好みの会社であると言えるでしょう。なお、2020年12月末時点のバークシャー・ハサウェイのポートフォリオでは、ダヴィータ・ヘルスケア・パートナーズの時価総額42億3762万ドル(約4661億3820万円)、シェア1.57%、ポートフォリオでのランキング9位となっています。

(参照サイト)
https://fintel.io/so/us/dva/berkshire-hathaway
https://www.nasdaq.com/articles/warren-buffett-becomes-largest-owner-davita-2013-03-04
https://www.niddk.nih.gov/health-information/health-statistics/kidney-disease#:~:text=More%20than%20661%2C000%20Americans%20have,with%20a%20functioning%20kidney%20transplant.

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