インテル|パソコン用半導体を牽引してきた半導体チップ製造大手が変革するとき

[INTC/NASDAQ]Intel Corporation
https://www.intel.com
業種:半導体

インテルの沿革・会社概要

インテル【INTC】は、アメリカのカリフォルニア州に本社を置く、半導体チップ製造大手。ICとコンピューター技術を統合したプラットフォームを開発し、PCやデータセンター市場向けのマイクロプロセッサーを設計および製造しています。主要製品はデスクトップパソコン、ノートパソコン、サーバー、ワークステーション、ストレージ用プロセッサー、チップセット、マザーボード、シャーシ、プロセッサーチップセット、ハードウエア・プラットフォーム、イーサネットコントローラー、Wi-Fi製品など。

インテルのセグメント情報

Client Computing Group事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)
FY19 37,146  15,202
FY18 37,004 14,222
FY17 34,003  12,919
FY16 32,908 10,646
FY15 32,219 8,165

パソコンや携帯端末など、あらゆるクライアント機器に関する半導体のマイクロプロセッサを提供する部門です。コア事業であるマイクロプロセッサの開発のほかに、Intel® WiFiテクノロジーや4G LTEへの活用、Thunderboltテクノロジーなどの革新的なネットワークソリューションも扱っています。

Data Center Group事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)
FY19 23,481  10,227
FY18 22,991 11,476
FY17 19,064   8,395
FY16 17,236 7,520
FY15 15,977 7,844

クラウド、エンタープライズ、および通信インフラストラクチャ市場セグメント向けの製品を提供。あらゆるサーバー、ネットワークやストレージのために最大限エネルギー効率を高めるよう設計された、プラットフォームおよび関連製品が含まれます。2015年には、「Intel® Xeon® processor D family」などを発表しました。

Internet of Things Group事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)
FY19  4,700 1,342
FY18  3,455   980
FY17  3,169   650
FY16  2,638   585
FY15  2,298   515

スマートシティに向けた小売、産業、スマートインフラストラクチャ、ビジョンなどの一定の業種に特化した市場。また、自動運転(モービルアイ)などの組み込みアプリケーション向けの高性能コンピューティングソリューションなどを用意。IoTのパートナー企業へ革新的なテクノロジー、ソリューション、ツールといった幅広いポートフォリオを提供しています。

Non-Volatile Memory Solutions Group事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)
FY19  4,362  -1,176
FY18  4,307   -5
FY17  3,520   -260
FY16  2,576   -544
FY15     -   -

半導体メモリをディスクドライブのように扱える、補助記憶装置の一種であるSSD。そこ主に使用される、インテル®Optane™テクノロジーやインテル®3DNANDテクノロジーなどのメモリおよびストレージ製品を製造しています。

Programmable Solutions Group事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)
FY19  1,987   318
FY18  2,123   466
FY17  1,902   458
FY16  1,669   -104
FY15     -    -

通信、データセンター、軍事、自動車といった幅広い市場に向けたプログラマブル半導体を提供しています。プログラマブルとは、プログラムによって動作を制御できるハードウェアのこと。主にFPGAと構造化ASIC、および通信、クラウドとエンタープライズ、および組み込み市場セグメント向けの関連製品が含まれます。

All other事業

売上(百万USD) 利益(百万USD)

FY19    289  -3,878
FY18    968   -3,823
FY17  1,103  -4,226
FY16    199 -5,629
FY15  2,694  -2,732

インテルの直近決算情報

《FY20Q4(10~12月)1月21日発表》
売上:1億8333万USD(約188兆8299億円) 前年同期比-4.5%増
純利益:4276万USD(約44兆428億円) 前年同期比-28.6%増 
ROE:29.5%
ROA:15.7%
PER:11.5倍
PBR:2.8倍
時価総額:228,300百万USD

(※PER、PBR、時価総額は1月25日株価より算出)

FY20の通期決算は、過去最高の売上高に達しました。新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、家で過ごす生活へのシフトが進んでいます。そんななか、ジョージ・デービス最高財務責任者(CFO)がインタビューで、2021年上旬いっぱいまでパソコンやサーバー向け半導体需要の堅調が続くとの見通しを話しました。今期予想パソコン向け半導体事業の売上高は109億ドルとなり、ファクトセットがアナリスト予想した95億7000万ドルを上回っています。

決算資料によれば、売却予定のNAND型メモリー事業を除いてFY20Q1(1-3月期)の売上高は約175億ドル(約1兆8130億円)を見込んでいます。ブルームバーグの集計データによるアナリストの予想平均は、162億ドルとなっています。

インテルの今後の展望

これまでインテルの業績はパソコン向け半導体が引っ張ってきました。マイクロソフトのWindowsとインテル製のCPUが搭載されたパソコンは、30年以上にわたって世界中のパソコン市場を席捲。しかし、スマホではクアルコム(米国)やアーム(英国)などに敗れています。

インテルはここ数年、イスラエルのモービルアイを153億ドルで買収するなど、大きなM&Aを積極的におこなっています。今後の成長事業をIoTやデータ、フラッシュメモリーと定義し、PC以外の事業に注力していくとしています。

また、2021年12月13日に現CEOが退任し、現在は米国のソフトウェア大手VMwareのCEOを務めるゲルシンガー氏の就任を発表しています。ゲルシンガー氏新CEOは1979年から2009年までインテルに30年間勤めており、インテル黄金時代の技術者です。顧客はより速く移動し、より多くを保管し、すべてを処理することを可能にするソリューションを提供するエンドツーエンドの機能をインテルに求めているため、期待の高まる人事となっています。

関連記事

《参考》
http://cielostock.blogspot.com/
https://media.monex.co.jp/articles/-/15909
https://strainer.jp/notes/229
https://strainer.jp/companies/8201
https://jp.reuters.com/article/intel-results-idJPL4N2JW4I5
https://minkabu.jp/news/2861447
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-21/QNAYLGDWLU6N01

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